週刊プレイボーイ 鈴木裕さんと宮本茂さんの対談

2001年に発売した週刊プレイボーイ 12・25・31 No.52・53 超特大合併号に鈴木裕さんと任天堂の宮本茂さんの対談が掲載されています。

2001年に発売された雑誌で、バックナンバーを注文することもできません。
非常に貴重な対談だったので、一部紹介させてもらいます。

出典 週刊プレイボーイ
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対談

任天堂の宮本茂さんと、『バーチャファイター』『シェンムー』など大ヒットソフトを世に送り出した鈴木裕氏が、ついに初めて顔を合わせた。
その目的はもちろん鈴木裕氏のゲームキューブ参戦だ!
さあ、このふたりのドッキングでどんなゲームが飛び出すか。
本誌独占対談を読め~!

宮本:鈴木さんとの対談は初めてですね。

鈴木:そうですね。

宮本:でも、せっかくこうして会ったのに、ゲームが売れてないとか業界に喝を入れるとか…そういう話もあまりいい文脈じゃないですよね。

鈴木:そんな話は責任が大きすぎて逃げたくなりますね(笑)。

WPB:てことで、チャッチャと本題に入らせていただきます!現在、鈴木さんはPS2で『VF4』、Xboxで『シェンムーⅡ』を出すことを発表されています。で、ズバリ、GCではナニを!?

鈴木:(絶句して)いきなりですね。もう、その話にいっちゃいますか?

宮本:じゃ、その前に、どうしてこういうことになったのか説明しましょう。これまで、「任天堂サードパーティいらない説」とか一部でいわれたりもしてたようですけど、うちはそんなことはまったく考えてなくて、質の高いもの、お客さんが買って損をしたと思わせないゲームを出さないといけない、ゲームを買うこと自体に価値がなくなることだけは避けたいと思っているわけです。だから、いろんなものが出ることに関しては大歓迎なので、今度のGCは、「作り手にとって便利なハード」ということをものすごく考えて作りました。で、そのハードの評価を鈴木さんにやっていただいて、「参加しようかなと言っていただいているので、どんな形から始まるんですか」と…その点は実は僕が一番知りたいくらいなんですね。

WPB:というわけで、何から始まるんでスか、鈴木さん!?

全て掲載するわけにはいかないので、ここから先は中略します。
このインタビューでは、シェンムーの話はほぼなく、ゲームキューブの話が中心でした。

WPB:で、さっきも言いましたが、PS2は『VF4』、Xboxは『シェンムーⅡ』となると、GCでは一体、何が出てくるのか?全く新しいタイトルなのか、それとも何かの続編なのか。例えば鈴木さんはクルマやレースゲーの作品もいくつかありますけど、どうなんでしょうか。そこがとても気になるんですけど…。

宮本:うちは格闘なら今んとこ『スマッシュブラザーズ』しか作ってないので『VF4』でもその他でも幅広く空けて待ってますから、どこでもどうぞ~(笑)

鈴木:(笑) ニューゲームを投入する時は、ある程度、品質を保ったもの。それも「AM2」というのをしっかりアピールできるところまでもっていきたいんです。だから、最初からプランニューをやるか、我々が作り慣れたタイプのものを先にやって、その中でハードの能力を引き出して、自分たちがやりやすい環境を整えてからプランニューのタイトルでドカンとやるか。うーん、どっちなんだろう。こんな答えじゃダメですか?(笑)

WPB:でも、何かの続きモノを出して、まったくの新作を出すカタチのほうが一発目が出るのは早いですよね。

鈴木:それは…今日、こういう対談だったんですか?みんなで俺を困らせる…。

WPB:じゃ、宮本さんのほうからは鈴木さんにリクエストはありますか?

宮本:僕自身がゲームを作る時も”職人魂”を触発されてやるところがありますから、工房やアトリエじゃないですけど、しっかりと親方がいて、ちゃんとその親方のニオイのするゲームを作ってもらいたいというのはありますね。なんか今、ゲームのブランドネームのほうが前面に出てて、作家名がわりと低いことが多いですから。そういう意味では「鈴木ブランド」がGCで遊べるのは大歓迎ですし、カプコンの三上(真司)さんも、その「三上工房」という考え方でGCを選んでくれたんです。

WPB:9月に発売された「バイオハザードシリーズGC独占供給」の件ですね。今後のバイオはGCでしか遊べない。でも、これはWPBとしてもマジで楽しみなんですよ。正直言って、任天堂さんのゲームは「子供向け」みたいな感じが強かったですけど、これからは大人も遊べるようなタイトルが増えるんじゃないかってね。

鈴木:僕らも、任天堂さんのゲームの選択肢が広げられるような「AM2」らしい作品を供給していきたいと思っています。

宮本:まあ、僕らは鈴木さんが来る頃までにたくさんGCを売っとくのが仕事ですから。だから、来年は本当にいろんな個性的なものが出ると思いますよ、GCは。

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かなり貴重な対談でしたね~!
ゲームキューブが発売された頃のインタビューで、鈴木裕さんのゲームキューブ参入を宮本さんは期待していました。
SEGA (SEGA-AM2)からは「バーチャファイター サイバージェネレーション」などいくつかのタイトルがGC向けに発売されてますが、鈴木裕さんが開発に関わっているのかは分かりませんでした。

インタビューが掲載されたプレイボーイは、オークションで中古を探せば見つかるかもしれないので、欲しい方は週刊プレイボーイ 12・25・31 No.52・53 超特大合併号 (2001年発売)を探してみてください。
週刊プレイボーイ 2001 12 で検索してみるといつか出てくるかも?

自分は利用したことないですが、このサイトに中古がありました。
表紙の参考に!
http://www.culturestation.co.jp/products/79247.html

D.I.C.Eサミット2003

この二人は、D.I.C.Eサミット2003でも再び共演しています。
今回のインタビューが2001年のものなので、その後に再会したことになります。

このイベントの様子がファミ通などに残っていたので、リンクを載せておきます。

ITmedia宮本氏,鈴木裕氏が揃って登場! D.I.C.E.米で開催
ITmedia2人の殿堂入クリエイターがD.I.C.E.Summitで講演
ファミ通.comD.I.C.Eサミット2003に宮本茂氏、鈴木裕氏が揃って登場!